1992年3月4日(水) サンフランシスコ滞在



Golden Gate Bridge

 

 サンフランシスコ最後の1日。3月1日の夜ムリしたのがいけなかったらしく、2日は発熱、翌3日もかなり調子が悪かった。咳が苦しい。動くたびに頭が痛い。眼もまだべとっとしていた。耳は昨日よりは聞こえるようになったが味覚は正常ではない。サンフランシスコには8日間もいるのに、あまりそんな感じがしない。日記がほとんど闘病記のようになっている。日記は旅先では毎日書くようにしているがこの2,3日は書く気力がなくて、後日まとめて書いたりしていて記憶が不鮮明かも。

 サンフランシスコを思うと、10年以上経った今でもあの時の熱さ・苦しさ・けだるさが鮮明によみがえる。それはそれで良い思い出だといえなくもないが。 (本当か?)

 9時に行動開始。Market St.と7th St.の角のバス停まで歩いていき、ゴールデンゲートトランジットバスに乗って、ゴールデンゲートブリッジへ行った。橋を歩いてみたり、写真を撮ったり。

 バスに乗ってエクスプロラトリウム(Exploratorium)へ。ここは1915年に作られた参加体験型の科学博物館。展示や実験装置を動かして科学を学べるというもの。行ってみると、ちょっと期待外れだった・・・。

 歩いてユニオンストリートへ行く。ここで昼食。

 バスでユニオンスクエアに戻り、ホテルでお茶。ケーブルカー発着所向かいのマーケット(San Francisco Shopping Center)で買い物タイム。私は例によって何も買わなかったけれど、まあ適当に見て歩くくらいの元気は一応あった。

 頭痛に耐えかねて解熱鎮痛剤を飲んだが、それが切れると痛みが倍増。そうなることがわかっていても飲まざるをえない。安静が最良の治療法だとわかっているのに、それをせず、薬に頼る日々。日本から持参したこの薬ももう残りが少なくて、なんだか心細い。

 夕食はまたもやTad's Steak。食欲は少しは復活。それにしても、サンフランシスコ最後の夜も頭痛と咳にうなされるのであった。

 


 

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