岩手・秋田・青森 北東北4日間の旅日記

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2005年12月29日(木) 東京→花巻南温泉

*東京10:36発 → 新花巻13:41着 (東北新幹線やまびこ49号) 
*新花巻13:55発 → ホテル志戸平14:40頃着 (花巻温泉峡 無料シャトルバス)


12月29日から年末年始3泊4日の温泉旅行に出かけた。11月の四国旅行(連れ回されバス旅行)とは一転、公共の交通機関を駆使する全く自由な旅行である。わーいわーい。JR東日本のフリー切符(ふたりの北東北・函館フリー切符)を使用するに当たって、事前に綿密なる計画をたて、旅行代理店やらみどりの窓口やらで指定券を次々にゲットし(全部無料、というかフリー切符に込み)沢山の指定券を手に持って、ふふふふんと出発。♪

東京駅にて、旅の友・駅弁をゲット。時節柄、周囲は帰省客(と思われる人々)でごった返していた。帰省する故郷のない寂しい我々は、わざわざ「故郷」を離れ、遠くて寒いところへ突っ込んでいくのである。

新幹線に乗ってからしばらくの間、車窓から見える景色は都会の風景。大宮を過ぎるとだんだん田舎の風景となっていく。そしてふと気が付けば白いものを被った山々が。仙台に 着く頃にはすっかり雪景色であった。駅弁をむしゃむしゃ食べ、むにゃむにゃ眠っていると、あっという間に新花巻駅に到着。ホームに雪が積もっているが、天気は良く、あまり寒さは感じない。

←新花巻駅前

新花巻駅を出て、ホテルに向かうシャトルバスを探してきょろきょろあたりを見回すと、バスターミナルっぽいところに止まっているバス発見。なんと他にも客が何人かいたよ。ほほう。誰も行かないかと思っていたので安心したよ。バスは、雪道をゆっくりと進んでいく。予定よりも10分ぐらい遅れて「ホテル志戸平」に到着。南山館826号室。部屋は川沿いで、窓からは見事な雪景色と、でかくてぶっといツララが。

←ホテルの部屋の窓から

→ホテル志戸平のページ

大浴場は、1階にある「渓流大浴場 天河の湯と3階にある「渓谷大浴場 日高見の湯」が男女交代制で、深夜の入替時間を除き、ほぼ24時間入ることができる。まず、この時間帯に女風呂であった3階の日高見の湯へ行ってみた。浴室に入って直ぐのところに洗い場が15ぐらいと、中ぐらいの大きさの展望内風呂があったが、例によって例のごとく(男湯はすいているのに女湯は混雑しているという法則)、人がわらわらいた。ところが、露天風呂を探してちょっと奥へ行ってみると、階段があって、下へ降りるとヒノキの内風呂及びジャグジー風呂発見。そして、なんとここにも洗い場が20ぐらい。気が付かない人が多いらしくて、ガラガラだった。階段を下りずにさらに先へ進んでいくと、ヒノキの露天風呂がある。ここも眺望がよく、(良すぎて逆に館内のあちらこちらから露天風呂が見えるのだが)風は涼しく(どちらかというと寒く)、実に極楽であった。

次に、貸切渓流風呂へ。17時から50分間、『まどの湯』(壱)を予約。1室1,785円とられるが、こいつぁ極楽であった。ここは、半分露天風呂のようになっているので、外気を浴びることができ、ペットボトルの飲み物を持ち込んで飲みながら入ったので、うっかりしていると時間オーバーするんじゃないかと思うぐらい、いつまででも入っていられる感じ。すっかり貸切風呂に味をしめ、(2泊するので)翌日は4種類の貸切風呂の中でも一番値段の高い「黄金の湯」を予約することに決定。散財する我々。

18時からレストラン「プリシオン」というところで夕食。夕食は、部屋食の方がいいんだがなあ。まあ仕方ない。前沢牛のしゃぶしゃぶを食べて満足。

ホテル志戸平は、大きな温泉旅館で、いくつかの企業の忘年会の団体も入っていた模様。マッサージも中国式やら英国式やらなにやら何種類もあった。とりあえず、3階の風呂の前でやっていた足つぼ40分コースを予約。夕食後しばらく休憩、大浴場にチョロっと入って温まった後、足つぼマッサージを21時10分から受ける。・・・2人同時に受けたのだが、2人とも施術者は若い女性で、どちらも力が弱かったらしい。足つぼ慣れした我々にはまったく効かず、こりゃちょっと物足りなかった。一瞬ツボに ふれたりするんだが、直ぐに離れていってしまうという感じ。少々がっくし。あんたたち一応プロなんだからさ、もうちょっとどうにかしたら?

さて、それはともかく、3階の浴場前のロビーのようなところでのマッサージだったのだが、宴会場が近いらしくて、ちょうど団体客が宴会を終えて出てくる時間帯と、我々のマッサージタイムが一致してしまった様子。つまり、すんげぇうるさかった。よっぱらい独特の、あの腹の底から出すぬぉほぬぉほという発声が断続的に通り過ぎて行き、足はくすぐったいし、気が散ってあまり心地よくなかったっす。しゅん。大きなお風呂のあるところを選ぶとこうなるのは仕方ないんかなあ。これからは秘湯の宿をめざす?(と思っていたところへ秋田・泥湯温泉での親子4人死亡事故のニュースが・・・。)

→ホテル志戸平のページ


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