ロンドン 旅行記

 
 

1993年(平成5年)1月8日(金)から17日(日)まで 冬のロンドンに10日間滞在        

 
 

   

 
 
  地名 発着時刻 交通機関 スケジュール 食事
1月8日(金) 東京発
ロンドン着
11:10
15:00
NH201(全日空201便) 出発
(ヒースロー空港〜ホテル間 現地係員付)
              <ロンドン宿泊>
昼:機内食
夕:なし
1月9日(土) ロンドン滞在     終日:自由行動

 

 

              <ロンドン宿泊>

朝:あり
昼:なし
夜:なし
1月10日(日)
1月11日(月)
1月12日(火)
1月13日(水)
1月14日(木)
1月15日(金)
1月16日(土) ロンドン発 16:55 NH202(全日空202便) 帰国
(ホテル〜ヒースロー空港間 現地係員付)
                  <機中泊>
朝:あり
昼:なし
夜:機内食
1月17日(日) 東京着 13:45     朝:機内食
 
 

パレット (主催:JTBワールド)フリープラン ロンドン10日間 158,000円 也
現地ホテル: STRAND PALACE HOTEL(ストランド パレス ホテル)

 

  社会人となってから初の海外旅行。学生時代に比べて資金に余裕は出来たが、休暇取得については気を使った。新入社員が10日間いなくても誰も困らないと思うのだが、そういう問題じゃないらしい。いまだによくわからないけど。  

 

1993年1月8日(金) 出発

 朝5時に起きる。初めてのヨーロッパ方面。朝が早いと聞いてはいたけれど、真冬の早朝というのは、眠いわ暗いわ寒いわで、くじけそうだった。7時7分新宿発の成田エキスプレス5号で成田空港へ向かう。8時30分空港第2ターミナル着
8時40分頃、団体カウンターでチェックイン。同行の友人は遠方から参加するため、チェックインカウンターで待ち合わせ。無事に会えるまでの間は少々ドキドキした。彼女は前日の夜 実家を出て、夜行で来たと言っていた。なんだか大変そう。

 搭乗券等を受け取り、ひととおりの説明を聞いたあとで、友人が団体受付カウンターにいたJTBの係員に向かって唐突に「ホテルには暖房はついていますか?」と 質問を始めた。

 私は、内心「えーっ、この係員にそういうことを聞いてもいいのか?」と思いながらも、どうすることもできず、じっと成り行きを見守っていた。係員さんは一瞬「?!」と固まりながらも営業スマイルを消すことなく現地に確認を入れてくれた。15分後に得られた回答は、「エアコンは装備されている云々」というものだったと思う。
 これがもし「いいえ暖房はありません」とか、「チェックインしてみないとわかりません」という回答をもらっていたら、彼女はどうするつもりだったんだろう?今度教えてね。

 10時40分、全日空201便搭乗。11時40分に離陸、約12時間の空の旅。10ヶ月前のアメリカ旅行で利用したデルタ航空の機内よりも座席もトイレも広くてよかった(ような気がする。いや気のせいかもしれない。所詮エコノミークラスだし、たいして変わらないって)。脚がむくんでむくんで非常に辛かった。現地時刻の14時50分(=日本時間の23時50分)にヒースロー国際空港着。

 17時にストランドパレスホテルの486号室にチェックイン。西回りは時差ボケが軽いと聞いていたけれど、本当だった。そういえばアメリカから日本に帰国したときも時差ボケはそんなに感じなかったっけな。

 

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1993年1月9日(土) 旅行2日目 市内見物とミュージカルチケット予約等

 チューブとバスを活用し、市内を動き回り、各種チケット等を予約して歩いた。移動時間や、窓口での行列時間もあったので、ほぼ1日を費やしてしまった。これらの予約作業を日本で済ませておけば1日浮いたのに、と今は思うが、当時は「現地で自分達で予約を行う」ということに意義があったわけよ。ロンドン市内交通網の把握と英会話実践に役立ったということで。(この当時はインターネット予約という概念も一般には存在していなかったし。)
 ロンドンは、地下鉄もバスも簡単に乗りこなせた。車を運転しないので、公共交通機関の発達した街は歩きやすくていいと思う。アメリカ旅行の時は露骨な車社会に閉口したから。

ビクトリア・ステーションのツーリストインフォメーションセンターで、ミュージカル「オペラ座の怪人」チケット予約
ビクトリア・コーチ・ステーション(長距離バス乗り場)でNational Express 
STRATFORD-U-AVON行きバス予約
パレスシアターで、ミュージカル
「レ・ミゼラブル」チケット予約
ロイヤルアルバートホールでバレエ(The Bolshoi Ballet)予約

 

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1993年1月10日(日) 旅行3日目 Stratford-upon-Avon Shakespeare's Birthplaceへ

 

6時半起床。9時出発 地下鉄でビクトリア・ステーションに向かう。
 Charing Cross →(Jubilee Line)→Green Park→(Victoria Line)→Victoria
10時 ビクトリア・コーチ・ステーション発

13時 Stratford-upon-AvonのBridge St.にバスが到着。その後は徒歩で、バンクロフトガーデン→王立シェークスピア劇場→ニュープレイス跡→ギルド教会→ホールスクロフト→ホーリー・トリニティ教会→ナッシュの家などをめぐった後、Shakespeare's Birthplaceへ(入場料2.50ポンド 也)

16時10分  Bridge St.発
19時10分  ビクトリア・コーチ・ステーション着
 地下鉄でCharing Cross(ホテルの最寄駅)へ戻る。
20時 ホテル帰着


Shakespeare's Birthplace

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  1993年1月11日(月)   旅行4日目 大英博物館 夜はミュージカル「レ・ミゼラブル」  

 

 7時半起床、9時30分にホテルを出発する。友人の提案で、ロンドンが初めての私と、2回目になる友人とは、この日は別行動ということになった。彼女にしてみれば、初心者が行きたがるようなところにいちいち付き合ってらんないよ、ってことなのかと思って、私も賛成した。初めはそれってなんだか 寂しい話だなあと思ったけれども、やってみると意外に個人行動も気楽で良い。ロンドンなら一人で歩けるし、自分の思うとおりに行動できるし、いいね。でも、そ うすると、一人旅と変わらなくなってしまうのではないだろうか。

 ホテルからコベントガーデン駅まで歩いていく。 早速、One Day Travel cardを買った。市内の地下鉄とバスが乗り放題の1日券で、旅行者の街歩きにピッタリであった。
 地下鉄(ピカデリーライン)でRussell Square駅(大英博物館の最寄駅)へ。
 さて、大英博物館では、その広さにまず圧倒されて、とりあえず「わかるもの」を見 るしかないや、と、ロゼッタストーンへ直行した。


ロゼッタストーン

 

 

 10時から13時30分まで博物館を見学していたが(12時40分から20分ぐらいは大英博物館内のカフェで昼食休憩。)、とにかく広くて、疲れてしまった。ここは入館料無料の代わりに、寄付を募っていたので、1ポンド入れてみた。少なかったかしら・・・?
 地下鉄でコベントガーデン駅に戻り、General Storeを見物。14時ごろ一旦ホテルの部屋に戻って休憩。
 午後はVictoria & Albert Museumに行ってみた。やっぱりすぐに疲れてしまったので、Museumのカフェに行って、アフタヌーンティに突入(花より団子だな)。

 夜は友人と合流し、The Palace Theatre (地下鉄Leicester Square駅から行った)にてミュージカル Les Miserablesをみる。
(19:30〜22:40)
 ホテルに戻ったのは23時。アメリカでは考えられない夜の行動。

 

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  1993年1月12日(火)  旅行5日目 市内  

 

 この日も1日市内を見物。8時半にホテルを出発。まず、ウエストミンスター寺院へ行く。10時開館なのに9時過ぎに到着してしまったので、開館まで近所の土産物屋などをうろついていた。
 11時頃、バッキンガム宮殿へ向かう。雨の中、ビクトリア女王記念碑の前で、衛兵交替開始を待っていたが、 あまりの寒さに挫折しそうになった。11時半ごろ開始されたのだが、12時ごろまで寒い中を立ちっぱなして見物していて、足がすっかり冷え切ってしまった。あまりに寒かったので、昼にはホテルの部屋に戻って、ホテルの近所のコンビニのような店で買ったスコーンなどを昼食として食べながら、すっかりくつろいでしまっていた。
 午後は、14時ごろホテルを出て、チャリングクロス駅から地下鉄を乗り継ぎ、シティ方面へ向かう。ロンドン塔タワーブリッジを見物。17時半にホテルに戻った。昨夜の疲れもあったので、なんと20時に寝てしまった。 

 

 


バッキンガム宮殿 衛兵交替 (冬なので灰色のコート着用) 

 
タワーブリッジ

 

 

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  1993年1月13日(水)  旅行6日目 Kew Gardensへ  
 

 またもや雨。8時45分出発。
チャリングクロス駅方面へ向かって歩きだし、セントジェームスパークを散歩して(というより、通過して)、ビクトリアステーションへ。
  ここで、Zone4のOne day travel cardを購入(3.10ポンド)。Richmond行きのDistrict LineでKew Gardens駅(10時10分頃着)

 
 

Kew Gardens
ロンドンの南西約16キロメートル、テムズ河畔に広がる庭園。
正式名称は王立植物園(Royal Botanic Gardens)。四季折々の花が楽しめる。

 

 

 風雨が強くて、園内を歩いただけでヌレネズミ。それでも熱心に見学を続けようとする友人とは別行動をとり、私は園内の「オランジェリーカフェ」にてスコーンを食べたりコーヒー飲んだり、花より団子・・・。アカデミックで感性豊かな友人とのデキの違いが露呈されてるな。だって雨で寒いしー。(--;)  14時に売店で友人と合流、おみやげを買って、チャリングクロス(ホテルの最寄駅)へ戻る。

 夕方、ホテルを再出発。これといって目的地もなかったので、適当に通りかかったダブルデッカーに飛び乗ったところ、運転手がなにやら叫んでいる。よく聞き取れなかったんで無視していたら、次のバス停でバスが止まってしまった。どうやら「Last Stop!」と叫んでいたらしい。・・・私の耳には「らーっすっ!」と言っているとしか思えなかったんだが。

 ・・・大笑いしながら別のバスに乗り換える。11番のバスでスローンスクエア付近まで行ったが、渋滞にはまって30分ぐらいのドライブとなってしまった。あたりはだんだん暗くなって、怖くなったので、11番の反対側に戻るバスで引き返すことにした。

 ビッグベンのライトアップを見たかったけれど、車窓からははっきり見えなかった。がくっ。

 

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  1993年(平成5年)1月14日(木) 旅行7日目 買い物  

 

 珍しく買い物の1日。
 Tower RecordでマイケルジャクソンのCD(Heal the World)を買ったり、Fortnum & Masonで紅茶買ったり。
 その他、アクアスキュータム、ウェッジウッド、バーバリー、ハムレーズ、リバティ、 ローラアシュレイ (以上、リージェントストリート)。ポロラルフローレン(ボンドストリート)、セルフリッジ、マークスアンドスペンサー(オックスフォードストリート)、を見物。
 マークスアンドスペンサーで昼食を買い、ホテルまで1時間近く歩いて帰った。13時から14時まで、ホテルの部屋で昼食タイム。午後、ナショナルギャラリーへ行ったのだが、左膝に突然激しい痛みを覚えたので直ぐに出てしまった。 寒い中を歩きすぎということ?
■クレジットカード事件
 休憩後、某有名店に行き、バッグとマフラーを買ったのだが、この時、クレジットカードが使えず(理由は不明)、トラベラーズチェックで払った。この時、You are not authorized とかなんとか言われたんだよねえ・・・。 失礼な話だ。

 ところが、帰国後、クレジットカードの利用明細が来たとき、しっかりとこのバッグとマフラーの代金が載ってい るではないか?!
 ふざけた話だよねえ・・・not authorized といいながら、しっかり請求してんじゃん?t/cで払っているのに、二重取りする気?有名な店なのにねえ。故意にやったとしたらセコい話だし、過失だとしてもオソマツな話だし。
 カード会社へ取消依頼を出すと同時に、つたない英作文を直接店に送りつけたりもした。電話で「英語で」怒鳴る勇気(というか能力)はなかったもんで。T/Cの番号やら、カードを使えなかったときの控とか、全ての状況証拠を同封して。

 結局、その明細は取り消しになったが(当たり前だが)、海外でクレジットカードを使う時には、細心の注意が必要だね。こういう時のために、控は必ずとっておくようにしていてよかった。

 夕食後、ハーマジェスティーズシアターにて「オペラ座の怪人」を見る。19時45分から22時10分。バスでホテルに戻 ったのは22時30分ごろ。

 

 


「オペラ座の怪人」を見たHER MAJESTY'S

 

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1993年(平成5年)1月15日(金)  旅行8日目 バレエ見物

 この日も日中は市内散歩と買い物。またもや珍しくいろいろ買いものをした。ハロッズやフォートナムアンドメイソンにて、お皿やら紅茶やら靴下やら口紅やら。

 夜は、Royal Albert Hallで、Bolshoi Ballet見物。19時30分から休憩2回を挟んで22時30分ごろまで。

 

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1993年(平成5年)1月16日(土)〜17日(日)   早くも帰国

 7時起床。帰国便は夕方出発なので、午前中はフリータイム。最後の買い物だとばかりにいきなりハロッズへ行った。途中、これも最後だとばかりにあちこちで写真を撮った。

 

 


ストランドバレスホテル

 写真中央がストランドパレスホテル。入り口はダブルデッカーで隠れ ている。同じホテルに8泊。比較的便利なところにあって、市内をうろうろする旅に向いていた。


ハロッズ

 
 


チャリングクロス駅


地下鉄駅ホーム(Green Park 駅)

 
 

 14時30分、ヒースロー国際空港着。ホテルから現地係員付でバスで運ばれていっただけなので、非常に楽。
  手荷物検査のとき、持っていたバッグを開けられ、中身を全部暴かれた。周りをみていると何人かに1人が同様の処理をされていた。私は荷物を少なくするためにいろいろ工夫して詰めている。それを、いきなり暴かれ、ばらばらにされたんで、 検査後元に戻そうとしても、うまく納まらない。「元通りにしてよ!」と言いたかったね。

 16時20分、全日空202便搭乗開始。17時(=日本時間の17日深夜2時)離陸。飛行時間は11時間50分。
1月17日(日)14時、成田着。自宅へ着いたのは17時40分ごろ。
  翌18日(月)から出勤したが、東回りの時差呆けで、非常に眠かった。

 

ロンドン旅行記おしまい


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