← トップページへ戻る  ←  稚内旅行記トップに戻る  ← その2に戻る 


2005年1月 稚内旅行記 その3 抜海港 〜ゴマフアザラシ越冬地〜

 

2005年1月30日(日)

 

 

 バスはノシャップ岬から30分ほど走って「抜海港」へ。ここでは冬になると野生のアザラシが沢山出現するらしい。しかし、最初に団体で一緒に行ってみたあたりでは、すごく遠くに「そういわれてみると黒い丸いものが動いているような気がする」というぐらいで、アザラシの群れというのは分からなかった。ふーん、なんだ、そんなものかと思ってアザラシのことなどすっかり忘れ、日本海の様子に感動してわーいわーいと浮かれていたら、地元民らしい人が「今日はアザラシはあっちにいる」とか言い残して車でドドドと去っていくのが目に入った。で、ふと周りをみると、同じツアーの人が見当たらない。人間が見当たらない。バスは空っぽだったので皆バスに戻ってしまったというわけでもない。ということは、みんなでアザラシを見に「あっち」へ行ったんだな? で、あっちってどっち?

 

 


中央右の黒い点が泳ぐアザラシ


 

 

 


日本海の様子


雪景色が珍しくて、喜ぶの図

 
 

 ということで、「あっち」がどこなのか、みんながどこにいるのか探し当てた頃には既にバスの集合時刻(10時30分)の5分前になっている。我々がいるところから、みんながアザラシを見ている場所まではだいぶ距離がある。わー、でもせっかくだから一瞬でもアザラシの群れを見ようと、雪道をガシガシ歩いていった。前方からどんどんバスのほうに戻ってくる人々に行き交う。ほとんど小走りになって、しまいにゃ真冬の稚内で「暑いよう」とか言いながらようやくゴマフアザラシが群れる場所に到着。わあ、沢山いるではないの!最初からここにくれば良かったよう。 

 
 


野生のゴマフアザラシ


テトラボッドと区別がつかない?

 
 

 その場所で、我々は最後の見物人となった。滞在時間1分もなかったかしら。バシャバシャ写真を撮り、くるりときびすを返してどうにかバスに戻っていく人々の群れの最後尾にくっついてガシガシ歩いていく。たとえ最後尾であっても、団体についていっているから大丈夫だ、と思ってバスに到着したのは10時35分。我々が乗るや否や、バスは発車した。え?つまり、我々は集合時間を守らない迷惑な客となったのである。我々のバスは「スノークリスタル号」の1号車であったのだが、最後尾をくっついていると思っていた団体は同じ「スノークリスタル号」の、2号車の客だったらしい。がっくし。

 

→ 次へ進む