タイ(プーケット バンコク)旅行記 その2

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  1996年4月28日(日) 旅行3日目  曇 プーケット滞在  
   6時30分起床。海は、朝は波が高く荒れているらしいのだが、今日は昼になっても波がやや高かった。
 昨日の朝と同じホテルのカフェで朝食。9時半ごろ海岸を散歩する。
 
 
↑カロン・ノイ・ビーチ(通称リラックス・ベイ):ル・メリディアンのプライベートビーチ
 
 その後、ホテルの入り口のあたりを散歩したり、ル・メリディアン・ドラッグ・ストア(ホテル内にあるオリジナルグッズの店)、ジム・トンプソンを練り歩く。昼食は、希望していたイタリア料理や地中海料理の店がどこもやっていなかったので、結局朝と同じカフェになってしまった。午後は
4人中私を入れた2人はプールへ行くことになる。そういえば、象がプールサイドを歩いていたな。少し泳いでからプールサイドでうたた寝。

 16時に予約していたマッサージに行く。いろいろメニューがあったが、私は
「タイの伝統マッサージ・オイルなし」のコースを受けた。聞いていたほどhardではなかった。あっけない55分間であった。まだ若かった(当時26歳)こともあって、マッサージは、それほど・・・。(今なら大喜びだが。)
 
 プールサイドで写真を撮り、海辺の散歩に行く。そのまままた買い物。ここでメリディアンのTシャツを買って、帰国後もしばらく愛用していた。
 夕食はまた同じレストランへ。到着した日と同じチャーハンを食べ、プリンも食べ、
なんとなく胃がもたれてきた

 21時30分ごろ、再度プールサイドを散歩する。花火を見るつもりで出てきたのだが、・・・花火は行われなかった。がっくり。しかし、
夜のプールサイドというのはなかなか良かっ。美しい建物とイルミネーションがプールの水面に映りこみ、幻想的な雰囲気を作り出していた。(いやーしかし、蚊に食われまく ったぞ。)

 最もリゾートライフの充実したリラックスした一日であった。やたら眠く、そして胃はもたれている。でも、とても楽しい。このまま帰りたくないなあ。また来たいなあ。(4月28日23時)
 

  1996年4月29日(月) 旅行4日目 晴 プーケットからバンコクへ  
   5時30分に起きる。朝食は5時50分から。カフェはまだ準備途上であった。7時に荷物を廊下に出す、と共にチェックアウト。この時、なんとなく警戒していたことなのではあるが、案の定という感じで朝食代を請求された(ツアー代金に含まれているので、請求される筋合いではない)。それはおかしい、JTBに確認してくれ、と拙い英語で抗議したところ、フロントの人は「JTBと連絡がとれないから一旦、金を払え」とか抜かしやがる。
 いや、ていうか、
何だよ、一旦って?!冗談じゃない、絶対払わないよ!「ガイドがもう少ししたら迎えにくるから、それまで待ってくれ。」とまたもや拙い英語で主張し、頑として金は払わなかった。だって、おかしいじゃん?

 結局、ガイドがやってきて、どこかと連絡を取って解決したのだが、フロントから謝罪の言葉もなく、私は内心、えー?これが高級ホテルのやることか?と呆れていた。やっぱり外国では気は抜けないな。どんなに高級と銘打ったところでも。

 まあ、そんなこんなでホテルを出たのは7時45分ごろ。途中、ダイヤモンドクリフホテルに寄り、他の客をピックアップした後、プーケットの空港に向かう。空港には9時前に到着した。
 10時10分発 TG206便でバンコクへ。成田空港を離陸した時は、タイ航空は席が広くてよいと思っていたが、今回の機体は狭かった。が、1時間30分ぐらいのフライトなのに、機内軽食が出た。サンドイッチとロールケーキ。
 11時40分頃バンコク到着。
何故か脈絡なく目が回って仕方なかった。(と、4月29日の夜、日記に書いていたのだが、後から思うに、これもあの病の伏線か?)

 さて、12時過ぎにバスが出発。バンコクの空港から市内までは聞きしにまさる大渋滞。街の景観は意外にも(遠目には)きれいであった。宿泊するホテル
「ロイヤルオーキッドシェラトン」にて、14時ごろ解散。部屋はまた2名ずつ2部屋に分かれて入る(1023号室及び1033号室)。部屋に一旦入って、荷物を確認し、街歩きへ出かける。
 
 
 
↑ワット・ポー リクライニング・ブッダ
<バンコク>

 事前に調べていた、
「チャオプラヤーエキスプレスボート」という名の水上バスに乗って、ワット・プラケオ(王室寺院)方面に行くつもりだったのだが、どうしてもその発着場がみつからない。ガイドブックによると、ホテルの裏手に、シー・プラヤー(Si Phraya)と言う名の船着場があるはずなのに・・・。

 仕方なく、ホテルのフロントに聞いて、ホテル前から出る、
ツーウェイ(2way)の船で王宮に行くことになった。ツーウェイの船とは、ホテルの前を出発し、目的地である王宮付近の船着場まで行き、船は1時間15分待っているから、その間に我々が観光をすることになるものだ、という。1人100バーツ(約450円)。若干不安はあったのだが、(何故、チャオプラヤーエキスプレスボートの船着場を誰も教えてくれないんじゃー?!何か企んでるんじゃないのか?と穿った見方をしていた。のは、私だけのようだったが。)結局、それを選ぶことにした。暑い中をさまよってヘトヘトだったし。船の発着場は、英語も通じず、交渉も辛かったし。
 
 さて、ツーウェイの船による、15時10分から25分ぐらいまでの水上の旅は、まるで、ディズニーランドのスプラッシュマウンテン状態。チャオプラヤ川の水はお世辞にもきれいとは思えず、その水しぶきがかかるたびに大騒ぎ。
 そして。さらに。案の定。ボートが船着場に到着した時、陸で待っていた少年達に、
金を要求された。だーかーらー。彼らが何て言っていたのか正確にはわからなかったが、1人10バーツ(約45円)を払った。着船料かなあ?ツーウェイの船の代金を払っているのに、それとは別に本当に必要なものだったのか?後味悪い。誰か解説してくれ。

 本当に乗りたかった「チャオプラヤー・エクスプレス」は、いったいどこからどうやって乗ればよかったのだろう?ガイドブックに「旅行者にも人気の水上バス」と紹介され、いかにも簡単に利用できそうに紹介されているのに、全然わからなかった。誰か教えてくれ。

 気を取り直して観光。
ワット・ポー(Wat Pho)に行って、リクライニング・ブッダ(大涅槃仏)を見ることができた。なにしろ、1時間15分で船着場に戻らなくてはならないので、やたらあわただしかった。
 
 
   ホテルに戻ってラウンジでウェルカムドリンクを飲んで休憩した後、10分ぐらい歩いて(暑かったなあ)、世界一のホテルとして有名な(?)ザ・オリエンタルホテルに行ってみた。ロビーでアイスコーヒーを飲んだだけなので、世界一と言われても、ピンと来なかったな・・・。オリエンタルを出て、また炎天下を歩く。セブンイレブンに行ってみたり、リバー・シティー(River City)という名のショッピングビルをさまよってみたり。

 夕食はホテルの1階のイタリア料理屋でラザニアを食した。
 
熱射病状態で、少し貧血気味。ここにきてどっと疲れが出た。暑かったしなあ・・・。(と、やはり4月29日の日記には書いていたのだが・・・。)
 
 
ROYAL ORCHID SHERATON ロイヤル オーキッド シェラトン 泊
 

  1996年4月30日(火) 旅行5日目 最終日  バンコクから東京へ 帰国後、帰宅するはずだったが・・・  
 
↑ホテルの部屋の窓からチャオプラヤ川を撮影。
右下は隣接するRiver City(ショッピングビル)
 5時半に朝食。この朝食代はツアーに含まれていないはずだったのに、前日とは逆に何故かフリーだった。こりゃラッキー。
 6時半にチェックアウト。
 7時にホテルを出発。
 8時過ぎ、バンコク・ドンムアン空港着。

 ここで、思わぬところでようやく
大きな土産物売り場を発見した我々は、待ち合わせ場所を決めて、各自別々に買い物をすることにした。8時40分から9時40分まで時間もたっぷり。さて、そして。

■突然の異変

 
私も、空港の土産物売り場を徘徊、確か9時過ぎまでは普通に元気だったのだが、突然貧血に襲われた

 それでも、「あーまだお土産を何も買ってない!やばい」と、そこらへんの店先に積んであったチョコレートを2箱、何の吟味もせずにがばっと購入。すると、いよいよ立っていられなくなって、ロビーの椅子にへたりこんだ。頭を下にしたくてたまらない状態。いや、だけど、ここでうずくまったりしたら・・・。周りに気づかれないようにへたりこむというのは、とても難しかった。
 
   みんなと待ち合わせた時間は9時40分。その頃既に私の頭に血は行っておらず、空港ロビーを歩くことができたのは奇跡的としか思えない。10時10分ごろ機内に行ったのだが、実は直前まで搭乗を見送ろうかと迷っていた。しかし既にチェックインしてしまっているし、えーどうしよう・・・。貧血の頭で空港係員へ相談するための英作文を考えていたが、そんなこと出来るわけなかったね。日本語すら話したくない、言葉を発したくない、そういう状況であった。

 しかしながら、まあ、貧血ならば、じっとしていれば回復するだろうとも思い、友人達ともろくに会話もせず、機内着席して、祈るような気分でじっとしていた。・・・が、事態はその後、どんどん悪化して行くのだった。

 → 「タイ旅行記おまけ」に続く
 

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