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ドイツ旅行記 その8

2006.8.30 ベルリン滞在 2日目 続き

■ バス停Lustgartenで降りて、ペルガモン博物館へ向かう。ベルリン大聖堂前の広場を通り、シュプレー川を一旦渡ってから戻ると、ペルガモン博物館の入り口に到達。我々が到達したとき、ちょうど10時で、入り口に押し寄せていた人の群れが中に吸い込まれていくところだった。どうやら10時開館だったらしい。
■ ペルガモン博物館では、日本語の音声ガイド(各国語そろっているらしい)の出るヘッドフォン式の機械を貸してくれる。作品の前に表示された番号を入力して再生すると、その作品に関する解説が流れるという仕組み。1つの解説が結構長くて、始めの頃は真面目に聞いていたが、だんだん端折るようになった・・・。ゼウスの大祭壇からイシュタール門のある方へ進んでいく。日本語の解説を聞きながら見物していたためか、博物館の右半分(2階にイスラム文化の展示もあった)の見物だけで2時間近く経過してしまったため、左側のヘレニズム、古代ギリシャ・ローマの部分は10分ぐらいでぱーっと通り過ぎることとなった。結構、歩いたなあ・・・。

 
↑ ペルガモン博物館

↑ ペルガモン博物館内 イシュタール門
 博物館の「中に」門が・・・。

■  昼食を食べるべく、前から行こうと決めていたレストラン「ツア・レツテン・インスタンツ」に向かう。12時10分ごろペルガモン博物館を出て、100番バスでアレキサンダー広場に行く。停留所2つ分なのでここまではあっという間だったのだが、そこから先が長かった。後から考えると、マリエン広場の前の停留所(Spandauer Str.)で降りたほうが良かったかなあ?「ツア・レツテン・インスタンツ」は、ベルリン最古のレストランということで、どのガイドブックにも紹介されており、ベルリン名物「アイスバイン」もあるし、日本語のメニューもあるということだったので、大まかな地図だけを頼りにガシガシ歩いていくのだが、渡りたい道に信号がなくて渡れなかったり、工事中だったりで、結構遠回りをした。Sバーンのガードの東側に広がる、団地だらけの地区もさまよったのだが、その辺りはいかにも東ベルリンという感じで、どこを見ても工事中だった。
■ さて、ようやく「ツア・レツテン・インスタンツ(Zur Letzten Instanz)」を発見。既に13時半近くになっていて、腹ペコ・・・。
■ ところが、どうだ。入り口のドアがべたっと閉まっていて、ドイツ語で何か書かれた看板があり、もしや「準備中」などと書いてあるのかと、不安になったよ。意を決して「ぐいっ」とドアを開けて中に入ってみると、なにやら客が座っており、どうやら営業している様子。しかし、店の人がなかなか目を合わせてくれず、かまってもらえず、先客にガン飛ばされるだけで、またもや不安になる。やっとかまってもらえたのだが、「どこでも好きなところへ座れ」と言う。なんか、昨日のリンデンブロイのほうが感じが良かったなあ。

 
↑ ツア・レツテン・インスタンツで食べたアイスバイン

↑ ツア・レツテン・インスタンツの最寄のUバーンの駅

■ 結局のところ、日本語メニューはなかったので、英語メニューでEisbein(アイスバイン:塩漬けにした豚の足を長時間煮込んだベルリン名物)を探して指差し注文する。やがて出てきたアイスバインは、予想に違わぬでっかい塊であった!!2人で1皿にしたのだが、もんのすごい量で、まるたがむしゃむしゃ食べても全然なくならず、結局食べ切れなかった。あれは、大食漢3人がかりでないと完食は無理では? 味も、油っぽくて、あまり好みでなかった。名物に美味いものなし・・・と言っても、ローテンブルグで食べたシュバイネハクセ(schweinehaxe)は美味しかったのだがなあ。
(⇒ まるた日記 ドイツ旅行回想録その3参照)

■ もう1つベルリン名物の甘いビアカクテル・ベルリナー・ヴァイセ(Berliner Weisse)も注文。ビールとは思えない甘さ。ストローが挿してあったし、まるで炭酸ジュースのようだった。
■ 会計を済ませ、外に出ると既に14時20分過ぎ。郊外に行くにはちょっと遅くなってしまった気もしたが、日没も遅いし大丈夫だろうと踏んでポツダム(広場ではなくて、郊外にあるゾーン3のポツダム)を目指し、出発する。地下鉄U2のKlosterstrasse駅は、店からごく近いところに見つかった。・・・やっぱり地下鉄で来ればよかったのかなあ。UバーンとSバーンを乗り継いでポツダム中央駅へ向かう。
 ・Klosterstrasse (U2) ⇒ Potsdamer Platz (S1) ⇒ Zehlendorf (ここどまりの電車だった。) ⇒ Wannsee (S7) ⇒ Potsdam Hbf 
これは、もしかしたら、ツォー駅まで行って、S7に乗ったほうが近かったのかもしれない。持って行ったガイドブックに綴じ込みの路線図では、S1がPotsdam Hbf まで直通で、S7はWannseeどまりとあるのに、ベルリン到着時にガイドからもらった路線図によると、あべこべで、S7のほうがPotsdamHbf 直通となっており、実際にも後者のほうが正しかった。
■ 郊外行きの電車は外の風景をみながらのんびり走る。結構長い時間乗っていたので、日本にいる気分でうたたねしそうになるが、一応外国なので警戒して必死に起きていた。
■ Potsdam Hbf (ポツダム中央駅)のバスターミナルで、695番のバスを見つけるのは簡単だった。ベルリンで買った1日乗車券がここでも使えるというのが有難い。そうでなければ、「どこで切符を買うのか?」と迷わなくてはならないところだった。 バスは15時50分ごろ発車し、16時ごろ、ポツダム・サンスーシー宮殿に到着。長い道のりであった。 

 
↑ ポツダム・サンスーシ宮殿前

↑ ポツダム・サンスーシ宮殿

■ サン・スーシ宮殿の見学は、ドイツ語のガイドツアーによる見学のみ。(自由見学はない。) 仕方がないのでガイドツアーのチケットを購入。1人8ユーロ也。次のガイドツアーは16時40分からだというので、それまでの間、階段温室やら庭やらを見物する。ここで、雨が激しくなってきてなんだかしょんぼりしながら散歩する。ドイツ語を浴びせられるだけじゃ寂しいかと思って、ガイドツアーの開始直前に、売店で日本語の案内書を購入。店の人が進めてきたものと、 「るるぶ」で紹介されていたものと、2冊も購入した。ところがどうだ。ガイドツアーが始まると、日本語の解説書を無料で貸してくれたよ。先に言ってよ。シャルロッテンブルグ宮殿の見学のときと同じ形式で、ドイツ語のシャワーを浴びつつ、日本語の解説書をみながら「今、どこをしゃべってるんだろう?」と考えながらくっついていく感じ。大きなスリッパ(靴ごと履く)を引きずって歩いた。ガイドツアーは、16時40分から17時25分ぐらいまでだった。見学終了後、トイレを探したところ、Herren と Damen しか表示のないトイレだった。へえれん。だーめん。

 
↑ ポツダム・サンスーシ宮殿前の階段状の温室

↑ ベルリンのUバーン”Wittenbergplatz駅

■ 17時42分発のバスに乗って、ポツダム中央駅に戻る。今度はS7にてツォー駅に向かう。18時10分過ぎに出て18時40分には到着したので、やはり行きのルートよりも、こちらのほうが圧倒的に早かったようだ。ツォー駅からは、U12に乗って(「U2パンコーの謎」は既に解明)1駅。Wittenbergerplatz駅へ。ここは、大手デパートKaDeWeの最寄駅。Wittenbergplatz駅は、ホテルの最寄のAugsburgerStr駅と違って有人の駅。なにやら駅舎も立派だった。
■ KaDeWeで、そろそろ職場等への土産を下見することにする。6階の食品売り場へ行ってしばし悩み、候補となるチョコレートを3種類各1個ずつ買って、ためしに食べてみてから決め、明日また来て買おう、ということにした。
■ 3回目となるスーパーPlusでの買い物。レジにて、代金の端数8セントを払うときに、面倒くさいので10セント硬貨をさっと出したところ、レジのオバサンにドイツ語を浴びせられ、「いいや、これじゃない、ブロンズの硬貨を出せ」と言われたので(たぶん)、もたもたと8セント出したさ。後に並んでいる人を待たせないようにと遠慮したのにねえ。
■ そんなこんなでホテルに戻ったのは20時前。外はまだ明るい。ぐったり疲れたので20時半から23時までうたた寝した。それからKaDeWeのチョコレートとPlusの19セントのプリンなどを肴にして酒盛り開始。昼間のアイスバインが胃にもたれて、夕食はそんなもんで十分だったさ。そして、もう明日は最終日だ。
 (⇒ その9へ続く)


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