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第36回ベルリンマラソン参加日記

2009年(平成21年)9月16日(水)〜23日(水) 8日間

日付 行程 日記リンク 泊まったホテル

エイチ・アイ・エス
ベルリンマラソン2009ツアー
ベルリン8日間Cクラスホテル

旅行代金(基本6日間)298,000円/1人分、 
ほか、延泊代金、空港税、フルマラソンエントリー代行料(14,000円×2人分)など
合計690,080円/2人分

9/16 成田 → アムステルダム経由 → ベルリン その1

Holiday Inn
BERLIN CITY EAST-LANDSBERGER A

ホリデイイン シティイースト ランズベルガーアレー

LANDSBERGER ALLEE 203
BERLIN, 13055 GERMANY

 

 

9/17 <ベルリン滞在>終日自由行動 その1下
9/18 <ベルリン滞在>終日自由行動 その2
9/19 午前:ベルリン市内観光
午後:マラソンEXPO会場(BERLIN VITAL)へ
その3
9/20 ★第36回ベルリンマラソン2009に参加★ その4
9/21 <ベルリン滞在>終日自由行動 その5
9/22 ベルリン → アムステルダム経由 → 成田 その6
9/23 帰国  


 

準備編

今年のベルリンマラソンの日程は「シルバーウイーク」の最中の9月20日。そもそも9月に、黙っていても5連休があるとは。海外旅行へ行けといわんばかりの暦でないか。そして、3年前にちょっとベルリンに行ったことがあり、半年前にちょっと東京マラソンを完走したことがある。というだけで、その2つをいきなり合体させ、ベルリンマラソンへの旅を、つい申し込んでしまったのが4月。以後、ヘボランナーなりに着々と トレーニングを重ね、あまりにもだいそれたことを計画しているのではなかろうか?と、どきどきしながらも、9月16日の朝、 まるたちゃんの手を引いて、うきうきと3年ぶり20回目の海外旅行へ出発。(海外旅行は20回目でも、フルマラソンは2回目・・・)
■ただのベルリン旅行なら自分で全部手配して行きたかったのだが、海外のフルマラソンのエントリーという高いハードルをクリアできそうもなかったので、適当なマラソンツアーを物色。いくつかあるツアーの中からエイチアイエスのツアーを選択した。基本は6日間のマラソンツアーであったが、観光気分の我々は、フルマラソンでぐったりする前に観光をするべく、出発日を2日早める形の延泊を依頼した。
■ホノルルマラソンやシドニーマラソンに比べると、
ベルリンマラソンは日本人の参加者が圧倒的に少ないため、どの旅行会社もあまりベルリンマラソンツアーには力を入れていない様子。たしかに3年前もベルリンの街では日本人を全く見かけなかったしなー。
■ベルリンは寒暖の差が激しかったが、3年前に行ったときよりも天気がよく、昼間の日差しは結構強かった。やっぱり天気がいいほうが気分も良いのう。
同じホテルに6泊して、荷物を沢山部屋に並べて、お気に入りのスーパーに通って、楽しいベルリンライフであった。最大の目的であるフルマラソンも無事に完走。楽しいベルリンライフは夢のように過ぎ去ってしまいましたあ。
■というわけで、旅行記を以下に記す。

2009.9.16 出発  東京(成田) → アムステルダム → ベルリン
 

■5時起きでうきうきと出発。
 
新宿発7:06 成田エキスプレス7号 8:36成田空港着
 eチケットを握り締めて、北ウイング4階・KLMのカウンターに突っ込んでいく。事前にインターネットチェックインしていたため、荷物を預けるだけで用事はあっという間に終了した。暇なので北ウイングをしばらく見物。手荷物検査に出国審査と次々済ませる。連休前だけど、まだ空港はすいていたなー。
 
KL862便 11:15発 → アムステルダム・スキポール空港 16:10着(時差-7時間)


↑ 2009.9.16 現地時間16:47
乗り継ぎのアムステルダム・スキポール空港搭乗口
もっとにぎやかなところをとればよかった・・・。

■ベルリンは成田からの直行便がないため、どこかを経由していかねばならないが、今回はKLMオランダ航空利用で(エイチアイエスのツアーで決められて)、アムステルダム経由。ベルリン行くんだっつってんのに、オランダ入国。どーよ。
 我々の席は、最後列座席だったが(最後列を嫌う人も多いようだが)、結構快適だった。機内食2回のほか、途中でアイス(又はカップヌードル)が出た。飛行時間は12時間弱。昼間だからというのもあるが、あっという間だった。(おがさわら丸に25時間半乗船すること に比べれば、もー余裕。)

■予定通りにアムステルダムに到着。乗り継ぎもすぐにわかった。搭乗口を確認し、時間まで待つ。一応、「ツアー」だが、全部自分たちでやることになっているので、気楽で良い。空港でエビアンを買う。€1.55(←高い?!)

 KL1833便 18:25発 → ベルリン・テーゲル空港 19:45着
■機内でサンドイッチが出る。これが2回目の夕食(?)。ベルリンにも予定通りに到着。空港が小さいので、飛行機を降りるとすぐに荷物をピックアップする場所に着く。周りは西洋人だらけで、日本人は全く見かけない。わあー外国、って感じ。我々の荷物は2つとも無事に出てきた。
■出口に、我々の名前をローマ字で書いたプレートを掲げた西洋人(たぶんドイツ人)が待っており、それが我々をホテルまで送ってくれる車のドライバーだった。この「英語ドライバー」から、封筒を受け取ったのだが、その中に、エイチアイエスからの連絡事項(出発前に謎だったマラソン前日のツアーの集合時刻とか、帰国日の送迎など)、ツアーに含まれる 「ベルリンウェルカムカード」などが入っていたので、一安心。
■ベルリンウェルカムカードについて、事前にエイチアイエスに確認したときには、ABC区間で使えるカードが渡されるという話だったのに、実際にはAB区間のものだった。ぶつぶつ。まあいいけどさ。 

 


↑ 2009.9.16 現地時間22:01
泊まったホテルの部屋。(何かが転がっている。)

■ホテルには21時ごろ到着。英語ドライバーは荷物をフロントまで運びこんでくれたのみならず、我々がチェックインするのを見届けてくれた。
■我々の部屋は1422号室。口コミにあったとおり、部屋は、ヨーロッパのホテルにしては、比較的広い。ような気がする。
■ホテルのエントランス階に飲み物の自動販売機があったので、まるたがコーラを買う。これが€2.50也。かなり高かった。どひゃー。

2009.9.17 ベルリン滞在自由時間1日目 ベルリンマラソンまであと3日


 


↑ 2009.9.17 朝食のようす

■朝食が6時からだったので、早速行ってみる。このホテルの朝食ビュッフェは何種類かのパン、スクランブルエッグ、ソーセージ、くだもの 、ヨーグルト等、種類豊富で美味しかった。中でもパンは最高ー!
 

 


↑ 2009.9.17 ベルリンウェルカムカードに刻印

■8時ごろホテルを出る。ホテルのそばにトラムの駅が2つあり、Hohenschönhauser Str./Weißenseer Weg からM5番又はM6番が、
Landsberger Allee/Weißenseer Weg. からM13番又は16番が利用可能。
■まずはHohenschönhauser Str./Weißenseer Weg駅に向かって歩く。ベルリンウェルカムカードに刻印をしなくてはならないのだが、トラムの車内に刻印機があるのかどうかわからなくて不安だったので、駅(停留所?)に刻印機がないかしら?と探してみるがそんなものはない。そうこうしているうちにトラムがやってきたので、ほいと乗ってみたら、刻印機がちゃーんとあったので、早速ベルリンウェルカムカードを機械に差し込み、無事刻印完了。 このトラムはすいていて良かったなー。・・・って、なぜ、すいていたのかという理由はすぐに判明した。

■ほいと乗ったトラムは、Alexanderplats行きだと思っていたのに、実は途中駅(ランズベルガーアレー)止まりのトラムだったらしく、全くそれに気がつかない我々は「すいてるなー」と喜んで乗っていた。ところが、なんということでしょう。まっすぐに進んで欲しいトラムが、途中でいきなり直進の軌道から外れ、右に曲がりはじめたではないか?!気がつけば、他に乗客はいない。おろおろする間にトラムは裏通りに突入し、車内の電気は消え、行き先表示が元に戻り、そして運転停止・・・。いやーん。車掌がきてドイツ語で怒られるのか?!・・・と怯えていると、すぐに電気が再点灯し、逆方向行きのトラムとなって運転を再開。我々はそのトラムの始発駅であるランズベルガーアレー駅で、いきなり降りて、反対側のトラムに乗り換えたのであった・・・。いやぁ。楽しいですねえ。

 Hohenschönhauser Str./Weißenseer Weg →(トラム)→Alexanderplatz→(S7)→Ostbahnhof →(徒歩)イーストサイドギャラリー
 事前の情報では、ベルリンのSバーンに混乱があるということだったので、若干心配だった。実際、駅構内には、Sバーン混乱についての説明書きと思われるドイツ語の看板が立っていた。しかし、S7については普通に動いていたので、旅行者としては特段の不便は感じなかった。
 
■イーストサイドギャラリー沿いを散歩。いい天気で、日差しが結構強かった。 

 


↑ 2009.9.17 Ostbahnhof 駅前からイーストサイドギャラリーへ


↑ 2009.9.17 イーストサイドギャラリー
 


↑ 2009.9.17 イーストサイドギャラリーの「裏側」 シュプレー川


↑ 2009.9.17 U1のWarschauer Str.
 


↑ 2009.9.17 
  チェックポイントチャーリー(国境検問所があった場所)

■Uバーンを乗り継いでチェックポイントチャーリーへ向かう。
  Warschauer Str. → (U1) → Hallesches Tor → (U6) → Kochstr
ここは有名な観光地なのに、.3年間には何故かここら辺には来なかった。
←このおじさんと一緒に記念写真を撮るのに、1ユーロ取られた・・・。 撮影後、さらにごちゃごちゃと英語を浴びせられたので(おまえは中国人か?とかどこそこへ行くといいぞ、とか)、適当にきいておいた。

■隣接する壁博物館Museum Haus am Checkpoint Charlieを見物。ベルリンウェルカムカード提示で入場料金25%割引となる。中に入ると西洋人の団体がぞろっと陣取っていて、その中心でガイド思しき人が熱ーく何かを語っていた(オランダ語?)。修学旅行(社会科見学)らしき団体もいた。そういえば、世の中には、1989年以降に生まれた若者も沢山存在するんだね。

 
↑ 2009.9.17 テロのトポグラフィー前の壁のあたり

■テロのトポグラフィー(屋外展示)前。ナチス時代にゲシュタポ、SS本部があった場所なのだそうだ。ここでまるたさんがデジカメの袋(ぺらいビニール袋)を風に飛ばされて、名残惜しそうに振り返っていた・・・。

 


↑ 2009.9.17 テロのトポグラフィー前の壁のあたり

■歩いている途中で、「ボスニアから来て生活が苦しくてどうのこうの」と主張する怪しい人物に出会ったが、無視した。

■ガイドブックによると、なにやらこの辺はドキュメントセンターの建設工事中(2010年完成予定)らしい。

 


↑ 2009.9.17 「モムゼンエック」での昼食のようす

■うろうろ歩いてポツダム広場周辺に到達。「地球の歩き方」に載っていた「モムゼンエック」Mommseneckというドイツ料理レストランへ行った。ベルリン風えんどう豆のスープ (写真奥)・パンつきと、クリームソースをかけた肉団子ケーニヒスベルガー・クロプセ(写真手前)を食す。案の定、ものすごいボリュームであった。特に、えんどう豆のスープが腹にたまった・・・。メインをどちらか1つにして、あとはプレッツェルのような軽いものにするべきであった・・・。

 


↑ 2009.9.17 SバーンのNordbahnhof駅

■ポツダム広場からSバーンに乗って、今度は「ベルリンの壁記録センター」に向かう。今日は「ベルリンの壁」シリーズだな。

Potsdamer Plats → (S1) → Nordbahnhof

 


↑ 2009.9.17 ベルナウアー通りに残る壁のようす

■ベルリンの壁記録センターは、Nordbahnhof駅から歩いてすぐ。場所がよくわからなかったが、まるたレーダーを使ってどうにかたどりついた。入場無料。パネルを「ふーん」と眺めて、あっと言う間に終わってしまった。

■なにやら階段があって、「なんだろう?」と登ってみたら、展望台のようなところに到達。この展望台から向かいにあるベルナウアー通りに保存された壁の一部を一望することができた。テレビ塔も見えた。

 


↑ 2009.9.17 ベルリンの壁記録センター

■ベルリンの壁記録センターの外観はこんな感じ。上方に展望台。

■展望台からベルナウアー通りを見ると、なにやらトラムが走っている。このトラムに乗ると、どこかに行かれるのかなあ〜?と行き当たりばったりなことを考えた。(ベルリンウェルカムカードを持っていて、トラムにも乗り放題だったので。)
■日本で印刷して持って行ったトラムの路線図(便利。ていうか、必需品)を開くと、このトラムはM10番らしい。これに乗ってホテルに一旦戻ることにした。(昼食を食べ過ぎて腹が苦しかった・・・)
■トラムの停留所Gedenkstӓtte Berliner Mauerでは、しばらくの間逆向きのホームにたたずみ、写真までとっている間抜けな我々。2〜3台トラムが去ってからようやく「逆じゃね?」と気がつき、おもむろに反対側のトラム停留所へ向かうのであった。

 


↑ 2009.9.17 泊まったホテルの外観

Gedenkstӓtte Berliner Mauer → (トラムM10) → U Frankfurter Tor → (U5) → S+U Frankfurter Allee

■フランクフルターアレーは繁華街だった。ショッピングセンターの地下のスーパーを冷やかした後、オレンジジュースと水を買った。スーパーの袋が有料であることを忘れていたため、まるたさんが買った品物を素手で握ってトラムに乗った・・・。

S+U Frankfurter Allee → (トラムM13 or 16)
→ Landsberger Allee/Weißenseer Weg.
■一旦ホテルに戻り、休憩(15時〜)

 


↑ 2009.9.17 ショッピングセンター アレクサの外観

■15時30分ごろアレキサンダープラッツに向かって再出発
Hohenschönhauser Str./Weißenseer Weg →(トラム)→Alexanderplatz

■3年前にはなかった、ALEXAという大型ショッピングセンターに向かう。まるたさんの好きそうな大型電器店(MEDIA MARKT)で、2ギガのSDカードを購入。これで、デジカメのデータ保存容量がどーんと増えて安心。

■アレクサや、カウフホーフ(デパート)を行ったり来たりして見物。
 

 


↑ 2009.9.17 ショッピングセンター アレクサの内部のようす

■アレクサの地下に発見した安いスーパーで、りんごジュースと水を購入。そして、3年前にスーパーPLUSで発見した衝撃の19セントプリンを、ここでも発見!!ここにもあった!しかも3年前と同じ値段!!これは当然、「買い」だな。
■今回は、学習したので、買い物ぶくろを持参して行ったのさー。
 

 


↑ 2009.9.17 アレキサンダー広場の「世界時計」

■アレキサンダー広場から、トラムに乗って(来たのと逆向き。通勤時間帯らしく、すごく混んでいた。)、17時30分ごろホテルに戻った。

 Alexanderplatz → (トラム)Hohenschönhauser Str./Weißenseer Weg 

■18時ごろ、日本から持参した「さとうのごはん」にふりかけ(これも日本から持参)をかけて、冷や飯のまま食した(←電子レンジないからね。)。これが夕食。一応、フルマラソンに備えたカーボローディングね。

■ホテルの部屋には湯沸かし器も冷蔵庫もなかった。持って行った携帯用湯沸かし器を使用して紅茶を作成し、飲んだのであった。

 


↑ 2009.9.17 このプリンは衝撃の19セント!安くて美味い

■そして、19時ごろには疲れ果てて寝てしまったのであった。23時ごろ一旦むくっとおきて歯磨き。完全に時差ぼけ助長・・・。ここをぐっとこらえて起きているべきであったのに、自ら時差ぼけを助長するような行動をとってしまったのであった。もう一度寝たのだが、なにやら怖い夢をみて、寝汗かいてねていたらしい。なにやら追いかけられる夢・・・。3日後に迫るフルマラソンへの不安が深層心理に・・・?

 そんなこんなで、ベルリン滞在1日目は終了したのであった。
(→その2へ続く)


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